冬への黄色 3.
 
 
 
■ 黄色から茶へ。
 そしてその先の世界へ。
 黄八丈という柄、ないしは織があるのだが、このベースはその色である。
 格子縞があって、それから少しざらついている。
 
 
 
■ NYや東京都心の按配を描いているというのが私のところだという。
 時々そんな声も聞こえるのだが、それはそれ、歴史とは総体的なものだろうか。
 青磁の灰皿を眺めながら、海辺での撮影のことを思い出した。