そこにいるだけのあいだ 3.
 
 
 
■ 東京の12月というのは乾ききっている。
 放っておけば湿度が30とか、セントラルのせいばかりとも言えない。
 先日買った加湿器は喜ばれた。
 こんどは湿度計お願いね、という按配である。
 
 
 
■ ま、そういったものだろうが、私は仕事場のために空気清浄器をつけ加えた。
 前のものが古くなったのである。
 センサーの感度がよく、今煙草に火を点けるとまわっている。