ガラスの秋 2.
 
 
 
■ 何時だったか東京駅にひとを送りにいって、駐車場がなくて困った。
 一本通りを隔てたところを地下に降りる。
 階段を昇ってゆく間、青い制服を着た方がいたので、そこで駐車場の提携を尋ねた。
 
 
 
■ 外は少し雨である。
 ひとを見送った後、近くにある百貨店まで歩く。
 提携しているということだからである。
 ベルトを眺める。
 今しているそれが、随分と白ちゃっけてきていて、そろそろなんとかしようかなと思っていた頃合だからだった。
 同じブランドの店に入り、同じようなものを見せてもらう。
 一本を買って今までのものを置いてきた。