二丁拳銃のテーマ。
 
 
 
■ 途中で飽きたので、横浜界隈にも泊まった。
 中華街の中のそれではない。
 重い石で出来た中庭には青いLEDが光っていて、例えば東京駅付近の冬の色と同じであった。
 少し田舎臭い。
 
 
 
■ ナイロンのバックを二つばかり後部座席に放り投げる。
 私は機材以外、原則としてアルミのケース、アタッシュは使わないことにしている。
 シートに置いてごらんなさい。ブレーキを踏んだらとたんにずり落ちる。
 大手代理店の若い彼などに聞くと、地下鉄では重いともいう。
 我慢している訳か。我慢している訳です。
 
 
 
■ ゆるゆる走り、第三京浜に乗る。
 何故かというと、床まで踏めない車だからだった。
 私はFRのボルボに乗っていた。
 その一番大型のもので、ほとんど船のような車である。
 走行は多分10万を超えて暫くで、オイルが1リッター程足りない。
 どうします、とスタンド・ウーマンに聞かれて一番安いものを入れてもらった。
 午後の三京を80で流す。
 パーキングでコロッケとなんだかよさそうな水を買う。