裏からみた枯葉たち。
 
 
 
■ 東京の今時分、大き目な葉はプラタナスである。
 見事なそれを歩道に見つけると、これを踏んでいいのだろうかと僅かに思う。
 それから踏むのだが、例えばガード・レールの傍に少しばかり山になって銀杏の黄色があったりした。夜になるまでそれは残る。
 私は、新しいクッション・カバーをひとつ買おうと思っていた。
 中も薄くなってきているのだが、とりあえず節約である。
 とても爽やかに応対をする店にいって、無条件に信じているものだから個人的には寂しくなった。
 お飲み物は何にしますか。
 と、尋ねられているような気もしたからだが、いずれにしてもそれを求める。