城ヶ島の虫。
 
 
 
■ 今、コニカミノルタの仕事のため「甘く苦い島」の画像を整理している。
 はじめるとこれが厄介で、担当者はやきもきしているようだが、編集というのは外から考えるより手間のかかるものである。
 元データが60メガほどの画像を数百いじるのであるから、WSは時々限界に近くなって、CPU使用率が90になったりした。HDDの中でクロスリンクが起きないよう、チェックディスクのRをかけながら別のPCで仕事をしている。
 
 
 
■ 編集とは、簡単に言えばひとつの世界を再構築することに似ている。
 いくつにも読める物語を中に含ませてゆくのである。
 これをせず、ただ単品を並べてしまっても、読者あるいはユーザは手にとって眺めてみようという気にはならない。
 プレミアムという単語がブランド戦略の中にあるが、何故この雑誌にこの商品のタイアップが載っているかということを考えると、果たして何故でしょう。
 宝石でも洋服でも、地下の食料品売り場と同じ体裁では困る。
 Webも実は同じで、アクセスのしやすさなどを前面に出しすぎると、そこは100円ショップになってしまう。
 使いやすい高級店というのも、現実の世界にはあることを知らない。
 勿論、敷居は高いのであるが。