鞄のなかみ。
■ 先日銀座の写真用品の店で、ナイロン製のカメラバックを求めた。
始めはドンケとかタムラックにしようと思っていたのだが、それではいかにもである。
いかにもという撮影のときは良いのだが、東京の街を歩いている時にそれでは浮いてしまう。
浮くというのは、時と場合によるものだから、今回は目立たないものにした。
■ 目立たせないフリをして裏地にこだわる。
などというやり方がある。
江戸趣味から来ているのだが、このバック、中身のスポンジが赤色をしている。
車で言えば、エンジンのシリンダー・ヘッドを赤や紫に塗っているかのようで、そうなると世界共通の「通ごっこ」ということにもなる。
などということを考えていたら、同じメーカーのそれは、化粧品を入れるポーチとして一部で有名なんだそうだ。
一部、というところがまた泣かせる。
覚えたての年頃用ではなさそうだ。