「緑色の坂の道」vol.3061 紅梅。 ■ これからという時が一番良く、まだ風は冷たく感じる。 コートを脱いでも歩ける頃になると、額は長い睫のようになり、男を知った直後の若い娘に似て煩わしい。 ・昔坂 vol.590