もういいよ。
 
 
 
■ あたし、もういいですよね。
 というメールが来た。
 うん、もういいんでないかい。
 
 
 
■ まあだだよ、という声も聞こえている筈だ。
 廻りからであったり、自分の中で最後まで筋を通そうという声であったりする。
 それは相手によるものだ。
 というのが、いくつかの軽い修羅場をくぐったつもりの私の立場で、とことんまでいくと復活に時間がかかる。
 今のいい時期を、それで数年費やすのはあまりにもったいない。
 
 
 
■ いわゆる妙齢の中には、何か別のところに連れていってくれるかも知れないというものに、腰の辺りから引き寄せられる性癖があるような気がする。
 自分でない何者か。
 であるから、懸命に尽くしたりその他のことをしたりもするのだが、それを結果的に利用する男も女も、社会的な勢力もあることは言を待たない。