バーで値段を聞く 2.
 
 
 
■ 独り、あるいは男同士の場合にはそれでいいのであるが、万が一妙齢が側にいた場合には、そうもゆかない。
 今、そうもゆかないの手前に句読点を打ったけれども、この場合一呼吸を置いて戴きたいという趣旨である。
 甘いのか辛いのか。
 カクテルの名前で判断するような場合であるならば、バーテンさんに何で作るのかを尋ねる。
 時々、七色のカクテルなどという、ファミレスのパフェみたいなものが出てくるので、それを注意する。
 この場合には値段を尋ねてはいけない。