水の祭の雨は白いよ。
 
 
 
■ 随分と前、品川宿の祭を取材したことがある。
 今眺めてみると、97年のyominet その緑坂に作品を載せていた。そのひとつ。
 
    菱の花。
 
 
 
■ 東海道の宿場だった町の祭りにでかけた。
 歩きながら、二日酔いの足取り重く近づいてゆくのだが、暫らくするとその熱気の中に飲まれてもゆく。
 何処か覚めたような、これ以上栄えることはないと知ったような、町並みを歩いていると子どもたちが先を急いでいる。
 
 
 
■ 元の作品は、画像付きのhtmlである。
 今その画像を再掲しようと思ったが、めんどうなのでやめにする。
 小さな姉妹が、浴衣を着て夜店の前に立っている。
 薄荷パイプの店だ。
 ピントが合っているのは、バンザイをしたキューピーの人形が付いた笛であり、黒目がちな女の子の顔はすこしボケてしまっている。