石鹸と靴下。
■ どこで買ったのか忘れたが、この冬は靴下三足で過ごした。
ウールの入った、確か日本製である。
銀座の酒場が集まった界隈に、とても高くて履き心地のいい靴下を売っている店があって、20代の頃、爪先だって一足を求めた。
しばらく昼飯が何だったのか、はっきりとは覚えていない。
■ 俗に婆シャツという言葉があるが、近衛文麿元首相もそれに似たものを愛用していただろうから、ほとんど気にすることはないと思う。
ウールの靴下は、できれば手で洗い、形を整えてエアコンの風のあたる界隈に置いておくのが望ましい。