春のごとく。
 
 
 
■ あれやこれや時は過ぎる。
 この冬はブルゾンを二枚重ねて過ごした。時には上にウールのコートも着た。
 黒いセーターが何時の間にかなくなっていて、適当に求めた。
 最近はメイド・イン・ジャパンが売り物になっているらしく、上海訛りでそう説明されるとここだけが租界のような気もする。
 

 
■ 二月の終わりに、桃の花を何本か買って、適当に活けている。
 玄関でもどこでも、枝があるのはおもしろい。
 備前か白磁か、その下に敷く布を選ぶ。