本牧まで。
 
 
 
■ 暖気が済むとシャッターを開けた。
 こんな時間なのにカップルが歩いていて、彼女がこちらを向く。ライトを小さくして、左手を横に流した。
 近くのホテルを取ったのだろう。
 お幸せに。
 
 
 
■ 目黒から首都高に乗って少し廻した。
 オイルを替えてから800くらいだったのだが、暫く放っておいたこともあり、やや重い。デフとATが暖まった頃合、ひとつふたつ落としてみる。
 道は空っぽで、飛ばしているのは4トン辺りである。
 
 
 
■ ちょっと速いスバルと幌を張り替えたユーノスがいて、まだ若かった。
 慎重に付いて来る4灯のBMWが旨く、決して無理をしない。
 32のRのボディのやれた奴が橋の上でかなり出していた。
 競っているのは半分電池で動く小型車である。
 ブレーキが怖いので、私は離れる。