楓の赤。
 
 
 
■ やることが終わらないのでじたばたしている。
 いつものことである。
 半分は二日酔いで、のろのろ不用になった資料などを片付けていた。
 ポケットから紙が出てきて、領収書だけは貰ってきている。
 皺をのばす。