Interlude 2.
 
 
 
■ 暫く前、「ネット脳」という言葉があった。
 ネットにあるものが世界の全てと勘違いしてしまうことを言う。
 書かれていることと、繋がりもである。
 このところそれが進化して「SNS脳」とでも呼べる姿勢があらわれている。
 いずれ国営SNSもできるだろうか。
 
 
 
■ 技術の進歩によって社会構造が変化するということは、今までにも随分あった。移動手段、通信手段。それを包括しての生産手段。
 どこにいても仕事ができるという職種のひともいるし、やはりここでなければ厳しいというひともいる。
 もちろん、後者の方が圧倒的に多い。
 人生はクラウドか、というとそんなこともなく。
 何を食べ誰と眠り、急いでまたはゆっくりと老いる。