河童の誕生 4.
 
 
 
■ 河太郎という言い方もある。
 緑だったり、遠野では赤だったり、皿があったりなかったり。
 妖怪というか物の怪というか、未知の世界への入り口だったりもした。
 背の高いマンションを遠く眺めながら、都心へむかうのである。