低糖タイプ。
■ 大量に取り込み、大量に排出する。
これはジャック・ヤングの「排除型社会」(青木秀雄 他訳:洛北出版:2007)のひとつのテーマだった。
後期近代社会においては、社会は包摂型から排除型へと移行しているという認識がもとになっている。
その後ヤングは「後期近代の眩暈」という本を著し、ネットが社会のインフラのひとつとなった段階を分析している。
■ あらゆるものを貪欲に飲み込みながら、同時に選別し、排出していく。
一見、全てが開かれているかのようにみえるのだけれども、実はそうではなく、決して乗り越えることのできない壁のようなものがある。
一度その中に入り込んだとしても、時を置いて居づらくもなり、自らその場を離れては模索をはじめる。
今まで属していたものにどれだけ価値があったのか、例えば名刺を喪ってから気がつくのである。