チャンドラーは甘すぎる。
 
 
 
■ ギムレットを彼の小説の通りに作ると、ほぼ飲めたものではない。
 サボイのブックがどうなっていたか確かめていないが、これが本格だと考えるのは半ば伝説のようなもので、時にはクラッシュがっていたこともあった。
 常緑樹が花をつける今時分、中華街から歩いた穴蔵のようなところでそれを飲み、次がギブスンで、その次が忘れて、沈没したことを覚えている。
 最後はパンツ脱がしてもらった。