梅雨入りジュリー 4.
 
 
 
■ 964のカレラがいて、渋いガンメタである。
 車高もほぼノーマル、なんとなく佇まいがいい。
 お、綺麗にしているな、と思って眺めていた。
 
 
 
■ 一時間半ほど経って戻る。
 964ポルシェに男性が乗り込んでいて、エンジンをかけている。
 空冷の音は結構響くものだ。
 髪は真っ白な60代半ばから70近い方である。
 自分の車が向こうにあったので、私は心もち頭を下げその前を通った。