美しき人の帯せぬ牡丹かな。
 
 
 
■ このところ、ふたたび柄と品ということを考えている。
 その底に、薄っすらとした哀しみのようなものがあって、どうしたもんかいなあ、というところだった。
 
 
 
■ 坂道を黄色いランドセルが昇っていく。
 あれにはカバーがかかっていて、いつだったか道端で拾ったことがある。
 暫く考えてから、交番に届けた。
 落とした子どもは困っているでしょうね、と年配の警官が言った。