復興について。
 
 
 
■ いい歳をして無暗に忙しがるのは野暮である。
 とかいって、二足か三足かの草鞋を履かねばならないのは常であって、それは芥川が言い出したのか。誰しも例外ではない。
 端的に、悟ったような事を書いていた誰某さんの葬儀の席に、端女郎みたいな愛人というか訳ありの女性がきてあれこれする。
 どうしたもんかいな。
 と周囲は冷汗もかくのだが、それも含めての芸のようなところもあり、その後句碑などが建ったりする。