カストリ時代 3.
 
 
 
■ 赤坂から虎ノ門へいく。
 歩けば歩ける距離なのだが、温存と、近くに大使館があってうろうろしていると、地方から出張ってきた警備のお巡りさんに声をかけられる。
 この時間ならとくにである。
 老人は面倒を避ける傾向にあるので、私も車を拾ってそうすることにした。 
 
 
■ なじみのバーテンが増えたので、一杯づつ梯子する。
 長い廊下を渡って次のところにいき、ラムとブルーチーズをもらった。
 これは旨いと。誰もいなかったので皿を嘗めちゃおうかな、ときょろきょろする。
 チーズというのは塩加減のようである。