カストリ時代。
 
 
 
■ 3杯ほどしか飲まなかったのだが、その後だらずるである。
 使いものになんない時間が酷く長く、頭も胃の辺りも痛い。
 普段の二日酔いとか三日酔いと様相が異なっているのだった。
 スタッフに、なんかお酒くさいですよとか言われる。
 
 
 
■ これはメチルかもしんねえな。
 メチル焼酎というのがあるのかどうか知らないが、あっても不思議ではないと何度か大陸に渡った私は思うのである。
 斜め前におじさんがいて、くしゃくしゃになった袋の「しんせい」を吸っていた。
 おじさん、珍しいね。
 う、安いからね。
 自動販売機にあまり入ってないね。
 あ、俺タバコ買うカードないから。
 そんな会話をしたことを覚えている。