目玉。
■ いつだったか流れで、舞台写真を撮った。
短い時間で結構な枚数になったものだから、それから暫くして、右の目玉の奥が鈍く痛んだ。眼精疲労という奴だろう。目薬を垂らして二日ばかりしたら収まった。
疲れ方というのが若い頃とは違って、あとからでろんと出る。
心身共に、なんにもしたくないなぁという具合になるのだった。
■ 舞台の撮り方というのは色々あるけれども、今回はスポット測光の完全マニュアルである。絞りは8くらいから。残りはISOの設定である。
スポットにするのは廻りを黒く落としたいがゆえで、舞台全体を撮りたい場合にはまた違う方式になる。
新しいレンズやカメラでも光によってはAFが追いつかないことがあって、その場合には置きピンというよりも瞬時にMFを使う。
ピント面とファインダー下部にある様々な数値。
これを忙しく見比べていたから目玉が疲れたのである。
■ 結果、ややアンダーのものも出るのだが、これは後からソフトを使って補正していく。ソフトは純正と汎用型のものを併用する。
この部分の精度を出したい時にはこちら、といった按配で、目的に応じて適材適所なのである。プロセスを含めると、HDDは最低1Tは要るのだろう。
よって、ということもないのだが、商品撮影の時の流儀の延長で、撮影時にはニュートラルな設定を使うようにしていた。