ちょうどこの港がにぎわってた
    あの頃のことを 3.
 
 
 
■ 浅川マキさんは常に新しい音を取り入れていた。
 つのだひろ、山下洋輔、近藤等則さんなどなど、演奏には厚みとセンスがある。
 近藤さんに直接、浅川さんのことを伺う機会を逸したけれども、Jazzやブルースの本質は、一方で土着と、他方では新しいものを作り出そうとするせめぎあいである。
 その時分からないものは、10年経つと分かってくる。