俺はこうだ。
 
 
 
■ という記号ないしは象徴が、たとえばファッションであったり車であったりする。
 腕時計でもいいし、日々使っている鞄や手帳の類でも構わない。
 一本のボールペンでも、その使い方でもいいのである。
 
 
 
■ そんなものに興味はない、というのもひとつのスタンスだろう。
 計算されている場合わざと安いスーツを選び、それを告知させたりする。
 環境に配慮しているんですという姿勢を示すには電池の高いハイブリッドだったり自転車だったり、世の中はイメージで動いている側面もないわけじゃないからだ。
 古いカローラバンで選挙区を廻っているんですという候補者と話したことがあったが、いや候補者さん、軽トラがいいんじゃないですか、あぜ道入るには。
 なるほどそうですね。
 後輩だったので、とりあえず言ってみた。