風の落ち方 2.
 
 
 
■ この時間、いつも都心部は点滅している。
 理由はともあれ、時代に乗り遅れるぞと何時も煽っている方がいて、気持は分かるのだが、そのスタイル自体手垢がついてしまう。
 これからはこうなると、予言する作家である。
 次々にパトロンを捜す旅も疲れるのではないかと思って眺めていた。