花見のおんな。
 
 
 
■ 棚を整理していたら、そうした本が転がってきた。
 ちらりと眺めると、艶本のお話であるらしい。
 国貞、春信、京伝あたりの浮世絵、枕絵が半ば修正されて掲載されている。
 半ばというところがいいのであって、目を細めるとみえる。
 で、細めてみたりするのである。