シェリーとパルタ。
 
 
 
■ あるとき、シェリーの酒場をさがしていた。
 読売YOMINET時代から縁のある美術作家と、こりゃまた縁のある音楽家およびガッコのセンセなどと落ち合うことになっていたのである。
 某所でうろうろする。
 ここだろうというビルの入り口を入っていくとエレベーターが開き、妙齢と鉢合わせする。
 ここは地下ありますか。
 え、ないとおもいます。
 は、と引き返し、そういえばこういう名の店をご存知ですかと尋ねる。
 何故かは知らぬがやや大胆。
 
 
 
■ もしかすると、ここじゃないですか。
 彼女は二軒隣のビルを教えてくれた。
 ありがと。と、頭を下げ、この界隈昔の下北沢みたいだなと私はすこし思った。