色校の戻りでバトルしないように。
 
 
 
■ いつぞやのことである。
 首都高を戻ってくると、前に足立ナンバーのコンフォートがふらふらしている。
 お客を乗せているようなのだが、コーナーの度に車線をはみ出す。
 はみ出して急加速し、クリッピング・ポイントの辺りでブレーキを踏む。
 危ないな、という按配。
 抜くに抜けないので暫く後ろに付いていたが、思い余ってクラクションを鳴らした。
 首都高でクラクションを使ったのは7年ぶりくらいだ。
 
 
 
■ スポットを点けハイビームにし、どけと告げる。
 どいたところはコーナー手前だったが、そのまま加速し抜いたら着いてこなかった。
 ミラーを眺めると、彼はスローダウンしている。
 良い子は真似してはいけません。
 というところではありますが、12月の路上というのも野蛮なところがある。