七夕とウェス。 
 
 
 
■ 白いJAZZメンがウェス・モンゴメリーを追ったアルバムがあって、それをセットしてシャッターの空くのを待った。
 世は工事中である。
 目つきの鋭い工事の誘導員がこちらへこいと棒を振る。
 私は信じない。
 ゆっくりと車を出すと、左右から歩行者の姿がみえる。 
 
 
 
■ 安全靴を履いた大きな男が近づいてきて、彼の肌は黒い。
 ここはNYか、シカゴか。
 そんな馬鹿なことを考えながら広い通りに出た。