責任なき戦場 3. 
 
 
 
■「丸」という雑誌があって、目に付くと古いものを買っていた。
 インパール作戦の生き残りの方々が手記を書かれている。
 恐らく今は鬼籍に入られているのだとは思うが、今語っておかねばという気分で、若かりし頃の自慢半分後悔半分、投稿されていたものをいくつか読んだ。 
 
 
 
■ 人食について触れられているものもいくつかある。
 例えば、天明・天保の飢饉のようなものである。
 俺たちは生きるから、申し訳ないが犠牲になってくれと、衰弱した戦友の尻の肉などを銃剣でこそぎ落とし、飯盒で焼くという記載が前掲書にもある。
 38歩兵銃にはロゴが入っていたのだけれども。