拡大の楽しみ。 
 
 
 
■ 作品の解説をするのは野暮なのだけれども、例えば緑坂 5434 を眺めていただくと、そこには薄い物語のようなものが含まれている。
 手前に男がいて彼は「気をつけ」をしている。
 別に隠れている訳でもないが、妙に緊張しているかのようにも見える。
 フォード・トーラスのところに立っている制服の黒人は、あたりを睥睨し、右手で恐らくはガン・クリップの辺りを確認している。
 表情がどことなくユーモラスである。 
 
 
 
■ 荒れてノイズの多い作品ではあるが、緑坂読者はFlashを時々拡大されて楽しまれることをお勧めする。
 左に立っている男の姿が面白い。 これ、顔が入ってないところがいいのだろう。