古い血。 
 
 
 
■ 先日久しぶりにエンジン・オイルを換えた。
 とはいっても、3000を少し超えた辺りである。
 一時、シングルモルトのボトルをひらひらしたお姐さんがいるところで入れるくらいには凝ったので、後は流れということにした。
 冷静になる日が必ずくるものである。 
 
 
 
■ 70年代のル・マンの917ポルシェ・カラーのもの、と言えば分かる人には分かるだろう。純正の化学合成もいいのだが、アイドルでスカート部を軽量化してあるピストンが振れる。駐車場のシャッターが開くまでの間、壁にカタカタという音が跳ね返っていた。
 このところ使っているそれは、その音が最後までほとんどなかったのである。
 トルク感というか、押し出す力はFUCHSなどより上手のような気もする。 
 
 
 
■ フィルターは何時も換えている。
 踏むと、車がふた廻り小さくなったような感じがした。
 このまま目黒から首都高に上がろうかとも考えたのだが、詰まった仕事があって戻ることになる。