ホラねんねんねろ。
■ 福島県、会津高田界隈のわらべうたにそういうものがあって、実をいうとメロディが定かではない。私にとってはである。
ねんねろ ねんねろ ホラねろやァや
ねんねろ ねんねろ だんだだかァや
ねんねの息子はどこへ行った
野越え山こえ里へ行った
でんでん太鼓に 笙の笛
赤いまんまんに 魚(とと)かけて
■ ふしぎなことに、子守歌というのは全国どこか共通のところがある。
「だんだだかァや」というのは、おまえ誰の子と問いかけているところで、寝た子の可愛さ、起きて泣く子の面憎さ。