「緑色の坂の道」vol.5233 音無しの構え。 ■ 月が出ている。 明るいのだが、僅かに欠けているようでもある。 私は、壊れかけたソファの上に横になっていた。 脇には資料というか読みかけの本が散らばっていて、窓を開けると寒い。