東京流れ者。
■ ご存知、鈴木監督と渡哲也さんの古典である。
ところが映画では、昭和33年にできた東京タワーしか出てこない。東京の実景はである。主演の渡さんが実写の中で生き生きと流れているのは雪の地方であったりする。
この辺り、石井監督の網走番外地にも相通ずるものがあった。
■ 鈴木監督とは、ある会というかなんというかで同席させていただいたことがあった。
とどこおりない挨拶をされていたのだが、まあなんと申しましょうか、東京オリンピック前後、開高さんが「ずばり東京」という名作で描いていた時代を、ダリなどの手法で切り取ろうとしたと書けば余りが出る。
■ 歌の作詞は誰だったか。
品川駅前でボールペンとクーポンを配っていた彼女は、去年成人式だったという。