場数について。
 
 
 
■ あれこれ修行をしているうちに人生というのは終わるのだが、いつだったか風呂で文庫を読んでいた。
 中公の日本の歴史「ファシズムへの道」である。
 表紙の絵柄がいかにもプロレタリアな東北農民の窮状というものだったので、ちょっと困ってはいたのだが、読んでみると面白い。
 世の中というのは複合的に悪くなったりするのである。