さんさ時雨か 2.
 
 
 
■ それが戻るときかゆくときか、今となっては覚えていない。
 伊達政宗に由来するというこの民謡は、正規に歌うと節が複雑で、なぞろうとしても簡単にそれを許さない。
 奥羽山脈は両脇に多分そびえている。
 廻りは黒い。