河童の川流れ 3.
 
 
 
■ 柳田さんや折口さん以来の民俗学の見解はさておく。
 これは、身分違いの恋の話である。
 身分という表現は、今のフラットな社会ではタブーのひとつなのだが、立場によって夢のみかたがちがっていることは、ご存知の通り。
 河童あわれかお名残惜しや。