担ぐ側。
 
 
 
■ 上半身を陽に晒した彼の胸板は厚かった。
 臍の廻りがすこし凹んでいるので、歳は40になるかならないかだろう。
 地元に生まれ地元に棲んで、それは平日の午後だったが、氏神に顔をみせている。