ひばり。
■ 酒を嘗め始めた。
この時間にわたしはナニをしているのダロウ。
と、部分的にカタカナで書いてみる。
棚から出てきたCDが、美空ひばりさんのオムニバスで、一曲目が「港町十三番地」である。これも昭和の名曲のひとつである。
■ いつだったか、友人と忘年会のようなことをした。
奴が指定してきたのはその街のいわゆる場末で、ピンク映画館から少し上にあがったところだった。私はカシミアのコートに指先が切れている山用の手袋をしていた。
なんとなくM6を持っていたからである。