In the Heat of the Night.
 
 
 
■ 邦題「夜の大捜査線」
 シドニー・ポワチエが主人公だったと記憶している。
 いわゆる公民権運動を背景としたあれこれ、と書くといかにもなのだが、ラスト・シーンでディーゼルの機関車が南部の田園地帯を走っていく。
 そこに被さるのがレイ・チャールズ歌う主題歌で、当時10代だった私は名画座で心震えた。
 例えば今、霞ヶ関界隈に打ち合わせにいくとして、飯倉あたりでそれを聴くのである。