「緑色の坂の道」vol.4613 海沿いからきた彼。 ■ あるときは、夜の青山通りを白ナンバーの小型ダンプがゆっくり走っていた。 羊羹屋の辺りで、土砂をふりまく。 私は離れて、飛石が届かないよう心がける。 ところが信号で後につく訳である。