「緑色の坂の道」vol.4565 薄い雲と月。 ■ 忙しかった。 食べるとか眠るとか、その背後のなりたちそのもののようなものが時々流れ、走ったり怒鳴ったり、携帯の電池が切れたりした。 ひとを乗せ、坂道のあたりを曲がると細い月がある。