ベルリンフィル。
 
 
 
■ どんなカメラで撮ってもいい作品は撮れる。
 技術の進歩と、作品そのものの感動などは別物なのだが、この辺り、どうしてもスペックや伝説などというものと結びつきやすい。
 いわゆるお道具というようなところだろうか。
 懲りすぎると野暮になってしまうが、全く知らないというものまた困る。
 
 
 
■ 悪友と酒の席で好きなことを言っていて、そりゃおまえスーパー・アンギュロンだろう、フルベンのモノラルみたいなもんだぜ。とか言う。
 隣の席のお姐さんが半分呆れて、酒を作りはじめる。
 いや俺はアバドの小品も嫌いじゃないな。
 お気になさらず。知っている単語、並べているだけなのだ。