北北西に進路を取れ。
 
 
 
■ 原題は「North by Northwest」
 1959年。ヒッチコック全盛期の作品である。
 冷戦真っ盛り、そういったスパイ映画の範疇とも言えた。
 
 
 
■ 見所はいくつもあるのだが、バスを待っているグラントのもたもたした按配が私は好きだった。
 手を握ったり離したり。
 それだけでじりじりとした時間の推移が分かったりする。
 グラントは大根だと言われたこともあったが、どうなんだろう。
 この場面をどうにかできるのは、少し老けたクーパーくらいしか思いつかない。スチュワートだと、線が細いだろうか。
 真面目で二枚目で、どこか抜けているという。