なれのはて。
 
 
 
■ 雨である。
 先日から薄い風邪が躯に入ったようで、億劫で仕方がない。
 若かった日々はもうかえってこない、と「日の移ろい」の島尾さんの台詞が浮かぶ。
 前からそうだったようなところもあって、まあなあ、そういうもんだよなと思い直している。