伊豆カブ。
■ 先輩筋の方がギンザ界隈にお勤めになっていた。
ガッコというかその後というか、訳のわからない間柄である。
よくあることだが一度離婚され、養育費を払い、岡惚れをして実らず、何故かは知らねども巫女さん方面と同居されていたという。
年賀にはびっしりと時の政治を憂う文面が並んでいて、先輩らしいなとご健在を喜んだ覚えがある。
■ 何時だったか機会があってお会いした時、最近は伊豆方面へ足を伸ばしていると言われる。
小田急すか。
馬鹿言えおめえ、毎週だともたねえ。各駅だ。
そっスね。
尋ねると伊豆半島も随分先、無料の露天風呂が道端にいくつもあるその辺りを散策されているという。